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東京での状況〜交通〜

東京では、震度5強の地震を観測しました。すべての鉄道が運行を停止し、都心部では交通麻痺が起こり、多くの「帰宅難民」で町中が溢れかえっていました。私も電車通勤をしている一人で、歩いて帰るには、単純計算しても3〜4時間はかかります。また、仕事中でしたからハイヒールを履いていましたし、徒歩で帰宅という選択肢はありませんでした。

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タクシーはほぼ全てが「回送」表示になっていて、乗車することができません。一部バスが運行していましたが、長蛇の列でとても乗れたものではありません。友人が車で移動中だったこともあり、迎えに来てもらえることになりましたが、道路も大渋滞でこちらも期待できず、オフィスで一夜を明かす決意をしていました。結果的に21時頃には一部の地下鉄が運行を再開したこともあり、いくつかの路線を乗り継ぎ、最後は2駅程徒歩で、その日のうちに帰り着くことができました。
鉄道の運行停止はもちろん当然の措置だったと思いますので、どうすることもできません。道路の渋滞は、普段その時間に帰らない人も車で帰宅しようとしたり、家族や友人を迎えに行こうとしたりする人も多く、通常以上の車が道路に出ていたことが考えられると思います。私もその一人ですから非常に反省しています。

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というのも、今回のような地震で大きなけがをすることもあります。家屋が倒壊したり、家具が転倒して救急車を呼ばなくてはいけない人もいるかもしれません。しかし渋滞のせいで救急車の到着が遅れ、けがが悪化したり、最悪の場合には犠牲者が出る可能性もあります。火事が起きる可能性もあります。私も帰宅後、何度か救急車や消防車のサイレンを耳にしました。ですから、救急車両の交通の妨げにならないよう、できる限り車を出すことはやめたほうがいいのだと痛感しました。また、徒歩で帰宅する人も多く、道には人が溢れかえっています。1回の信号で渡りきれず、横断歩道の中州に取り残される人も大勢います。しかし、その中洲にはおさまりきらない程の人がいるため、信号が変わっても車が発進できない状況もあったようです。また、赤信号になっても、「せめて自分くらいまでは」という気持ちで横断歩道を歩き続ける歩行者もいます。一刻も早く自宅に帰りたい、家族に会いたいと思う気持ちは誰にもありますが、こういうときだからこそ、冷静に行動するべきだと感じました。
また、徒歩での帰宅ルートが判らず迷子になる人もいます。普段徒歩通勤を考える距離ではない場合、なかなか会社からの徒歩での帰宅ルートを調べることはないかと思いますが、いざというときのためにしっかり把握しておいたほうがいいでしょう。他にも、普段使用していない電車が止まった場合に、どうやって帰宅できるかも確認しておきましょう。都心部に住んでいる場合は、別の路線で近くの駅まで行けることが多いと思いますので、2駅程度なら歩くことも苦にならないはずです。

ニュースで見たのですが、他国の新聞で、帰宅難民となったサラリーマンやOLが駅の階段で時間をつぶしている写真が掲載されていました。そこでは、階段の中央には誰も座らず、ちゃんと左右の隅に並ぶように座っていて、中央は歩く人のために空けている写真でした。こんなときにでも、自分以外の人のことを考えられる日本人であることを、私は少しうれしく思いました。